オーキッド洋庵 のラン栽培日誌 5月25日

北海道では、今が春でしょうか? 札幌の今日の天気では12℃が予想されていましたね・・・
一方、沖縄は夏ですね・・・今日は29℃が予想されていました。
もう日本全国的にランにとっては成長期突入です。
この先秋に入るまでの数か月間、大部分の洋ラン、特に着生ランはしっかり栽培管理してあげる
ことで素晴らしい花を
咲かせてくれますので、しっかり水をかけて、適度な太陽光に当て、風を通してあげ、
そして肥培管理をされてください。

肥培管理・・・誰もが興味ありの項目ですね。
オーキッド洋庵での肥培管理方法を公開します。

オーキッド洋庵では、開花時期を除いて、年間を通し5000倍~7500倍に希釈した
肥料入りの水を通常潅水として
与えています。
以前はハイポネックス社のボブピータース(窒素、リン酸、カリ配合比、18:18:18)
を使用していました。
現在は、量販店でも入手できる「花工場PREEMIUM」
(窒素、リン酸、カリ配合比、8:8:5)を使用しています。

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肥料を何千倍に薄めて毎日かけるのはよろしくないと言われるラン栽培家の先生も
いらっしゃいますが、日常的に降る雨には
微量の栄養素が含まれており、そのおかげで植物は生きています。
そのことを考え、それならば通常の潅水時にそれを再現するのもいいのではないかとという
発想です。
私の知り合いのラン栽培農家(胡蝶蘭専門)もその方法を採用しており、素晴らしい胡蝶蘭を
生産していますので間違いではなかろうと思うところです。

オーキッド洋庵では温室内の株に対しては、300リットルの水タンクを使用し、
風呂水汲み上げ用ポンプを使って汲み上げ、株にかけています。

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以前は75リットルの大きなバケツに水を溜め、風呂水汲み上げ用ポンプでかけていましたが、
株数が増えたため大きなタンクに切り替えました。

300リットルなので5000倍にするためには60CCの原液を投入します。
7500倍の時は40CCですね。
タンク内の水をつぎ足すときは、その量に応じた原液を入れます。

水を溜めるときに原液を投入し水を溜めながら攪拌していきます。
この時に大事だと思うことは、水はちょろちょろ入れるのではなく、目いっぱいの流量で
溜め込みます。
こうすることで泡が立ち酸素が水に溶け込んでいくのです。
熱帯魚飼育でも、水槽内にエアレーションして酸素を送り込みますね。それと同じ原理です。

水溜め洋の固定蛇口と、温室の床に水を撒くためのホースからの水を使って思い切り
酸素を送り込んでいます。
バケツなどに溜めるときも同じことです。

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我が家には120CM水槽と60CCM水槽があり、アジアアロワナとグッピーを飼育していますが、
酸素が十分あると魚たちも元気です。
植物にも同じように酸素が必要なのです。

あと、固形肥料ですがオーキッド洋庵では4月下旬から発酵油粕とスーパーバイオゴールド
という固形肥料を与えています。
これらは、お茶袋に入れて鉢の上に置いています。
こうすることで崩れた肥料が植込み材の中に潜り込まなくなるので後々の管理がしやすくなります。
肥料交換も楽です。
崩れた肥料カスをいつまでも置いておくと、見た目も良くないし、コバエなどが卵を産み付けたり、
カビが生えやすくなります。

また、屋外栽培のカトレヤなどには1週間に1回、固形肥料の他に2000倍に希釈した
ガビオタという肥料を与えています。

肥料については、高級品を求めなくても、量販店で売られているもので充分です。
値段が安い高いに関係なく窒素リン酸カリ成分の配合比を見て、成長期には等倍配合比のものを
与えていたら十分です。

肥料をたくさん与えたらいい株ができる・・・ということではありませんので与え過ぎないように
してください。
窒素成分の与え過ぎは、逆効果を招くことがありますのでご注意ください。

これは人間が飲むお薬にもよく言われることですが、容量用法をしっかり守ることが大事ですので、
肥料の説明書きは
しっかり読んでから実行してください。

それでは、成長期に突入したラン・・・しっかり愛情込めて栽培してください。
成長期に管理を失敗するといい花が咲かないどころか、株が衰退することにもなりかねませんので
頑張ってくださいね。









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