梅雨時期の管理~梅雨の雨に当てていい理由

ほとんどのランは雨期に成長します。
例えば、デンドロビウム(アフィラムなど)ですが、開花が終わり春になって新しいバルブが芽生えます。
日本では、それからしばらくして梅雨に入ります。適度な温度と酸素や微量の栄養素を含んだ雨が降ることで
デンドロビウムはすくすくと成長していきます。
もちろんこれはカトレヤなどほかのランでも同じです。
だから梅雨の雨には、どんどん当ててください。

気を付けなければならないのは、胡蝶蘭のような単茎性で葉が互生するランにについては、天頂部に水が溜まることで
せっかく芽生えた新芽(若葉)が腐る恐れがあるので、よっぽど風通しが良くない限りお勧めできません。

以前はオーキッド洋庵でも胡蝶蘭やナゴラン、フウラン、バンダなども屋外栽培で梅雨の雨にも当てていましたが
その時は雨が当たらない軒下に、大型の工業扇風機を置いて24時間風を送っていました。

現在でも屋外栽培しますが、今は光が通るサンルーフの下に置いて、雨が直接当たらないようにしています。
降った雨による湿気に包まれる環境です。

梅雨時期になると曇天で太陽光がなかなか出ないので、遮光ネットは必要ないのではと考えがちですが
雨の合間に突然雲が切れると、強い太陽光が当たりますので、すぐに葉焼けを起こします。

遮光ネットは必ず展張したままにしておいてください。

ランは乾かし気味に管理する。植込み材が乾いたら水をかける。ということを基本として栽培する
と、勉強会などでも教わると思いますし、様々なテキストブックなどでもそのように書いているものが多いですね。
だから雨に当てっぱなしだと鉢の中が乾かないからいけないのではないかと考えてしまいます。
では、なぜ梅雨の雨には当てていいのでしょうか?

それは、雨が地上に振り落ちてくる間に、雨粒に多くの酸素が含まれるからです。
鉢の中がびしょびしょでも、大量の酸素のおかげで根腐れが発生しにくくなるのです。

以前、胡蝶蘭を実験的に小さな水槽を使ってヒヤシンスのように水耕栽培したことがありますが
長い期間、根が腐ることもなく生きていました。
ただし、その時は水槽の魚に酸素を供給するエアーポンプとストーンを使って水の中にエアーを送り続けたのです。

また、梅雨の期間中、雷雨が発生すると植物にはとてもいい影響を与えるようです。
農家の方も、雷雨が多かった年はいい農作物ができたと話しております。

雨といの雨水をタンクに集めて、それをかけている栽培家もいるくらいですので
自然の恵みは有効に使いましょう。

ただ、梅雨時期の雨は夏に向かっている時期での雨ですので、一雨ごとに暖かくなるといわれていますが、
秋の長雨は一雨ごとに気温が下がっていきますので、鉢の中が冷えやすくなります。
だから、秋の雨には当てないようにしましょう。








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